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  F1™第2期最後の栄冠を勝ち取った
   開発陣の夢も載せた3.5ℓV型12気筒
 

Honda RA121E


1983年から1992年まで続いたホンダF1™第2期。その10年間で69勝を挙げ、5年連続でコンストラクターズタイトルを得るなど、ホンダエンジンは「史上最強」と称される存在でした。この黄金期、ホンダとともにF1™界において一時代を築き、スターダムを駆け上がったのが、マクラーレンチーム、そしてアイルトン・セナでした。
セナは通算3度のワールドチャンピオンに輝いていますが、そのすべてをマクラーレンチーム在籍時に獲得。そのずば抜けたドライビングテクニックは語るまでもありませんが、大の親日家としても知られ、本田技研創設者である本田宗一郎からも寵愛されたこともあって、日本のF1™ファンから特別な存在として愛されました。
当社代表の佐々木禎も若かりし頃にそんなアイルトン・セナに魅了されたひとり。今回のホンダとのF1™参戦60周年記念事業におけるエンジンモデルの選定に際し、「可能であれば、アイルトン・セナにゆかりのあるモデルを手掛けたい」と懇願したことは、すでにRA100Eの商品説明でも触れている通りです。
その思いは形となり、初のワールドチヤンピオンに輝いた1988年マシンに搭載された1.5ℓV型6気筒ターボの「RA168E」、2度目の獲得となった1990年の3.5ℓV型10気筒「RA100E」をリリース。そして今回、残された最後のピースである3.5ℓV型12気筒の「RA121E」が完成。佐々木が思い描いたマクラーレン×アイルトン・セナの三部作が完結となったのです。


※【撮影協力:ホンダコレクションホール】

1986年から5年連続でコンストラクターズチャンピオンに輝いたホンダが、ライバルたちの猛追を退けるべく、新たなF1エンジンの開発に着手。その答えとして1992年に誕生したのがRA121型です。レギュレーション上、3.5ℓの排気量に変更はありませんが、レイアウトを72度V型10気筒から60度V型12気筒へと刷新。2気筒増えたことで、重量増が懸念されましたが、軽量化が追求され、前年のRA100Eとほぼ同等に抑え込まれました。ボアストロークはφ86.5×49.6㎜とショートストローク設計を採用し、最大許容回転数は1万3500rpm。出力はRA100Eの700psを上回る735ps以上と発表されました。
このRA121E型エンジンを搭載したマクラーレンMP4/6は、アイルトン・セナの手によって開幕4連勝を飾るなど、幸先の良いスタートを切りました。シリーズ中盤こそ、ライバルたちの後塵を拝する場面も見られましたが、マクラーレンとホンダが重ねた継続的な改良によって戦闘力がアップ。後半戦の見事な巻き返しにより、最終的には全16戦中8勝をマークしました。その結果、チームに6年連続のコンストラクターズチャンピオン、そして5年連続のドライバーズチャンピオンをもたらしています。


【シャーシー】
型番 McLaren Honda MP4/6
デザイナー ニール・オートレイ
車体構造  高モジュールカーボンファイバー/ハニカムモノコック
全長×全幅×全高  4496mm×2120mm×965mm
ホイールベース  2972mm
トレッド(前/後)  1824/1669mm
フロントサスペンション  ダブルウイッシュボーン、プッシュロッド(縦置きコイルスプリング)/ダンパー
リヤサスペンション  ダブルウイッシュボーン、プッシュロッド(垂直置きコイルスプリング)/ダンパー
ホイール(前/後)  13×12in/13×16.3in
ブレーキ  ブレンボ/カーボンインダストリーズ
トランスミッション マクラーレン製横置き6速
車体重量 505kg

【エンジン】
型式 RA121E
型式 水冷60度V型12気筒
排気量 3497cc
ボア×ストローク 86.5mm×49.6mm
圧縮比 12.15
最高出力 735ps以上/13500rpm
バルブ形式 DOHC 4バルブ
バルブスプリング ダブルコイルスプリング
燃料供給方式 PGM-FI 2インジェクター
燃料噴射ポンプ 電動ポンプ+ギヤポンプ
点火方式 CDI
スロットル形式 12連バタフライ式スロットルバルブ可変吸気管長システム(第11戦目より投入)
重量 154㎏



Product

新製品 Honda RA121E



※製品画像は監修中であり多少変更する場合があります。

本モデルは、ホンダの全面協力のもとで製作されています。もてぎのコレクションホールに収蔵される実機R121Eエンジンを取材し、三次元スキャニングによってデータ化。その情報をもとに精密なモデリングを行っています。主要部品は王道ともいえる原型造形による高精度なレジン成型を採用していますが、周辺の補器類やショートパーツは最新の高解像度3Dプリンターで出力したものを使用。これにより細部に至るまで忠実な再現が可能となっています。
カラーリングについても、外観同様にHRC(Honda Racing Corporation)と綿密な擦り合わせを重ね、入念な確認作業を経て決定しています。
見応えあるのは、F1™エンジンの最高峰といえるV型12気筒が持つ威風堂々とした佇まい。12個のファンネルが整然と並ぶトップエリア、そして大きく弧を描くエキゾーストマニホールドなど空力性能を阻害することなく、性能を突き詰めた結果として生まれた機能美が、6分の1のスケールに凝縮されています。さらに、重量感や風合い、そして質感を加味することで、プロポーションモデルでありながら、限りなく本物に近付ける工夫を随所に盛り込みました。熟練の技術を持つ匠たちが作り上げた究極のエンジンモデル。そのマテリアルと造形美を存分に堪能ください。

■ Hondaライセンス商品
■ 本体材質 レジン樹脂、アクリル、真鍮、
■ 台座&アクリルケース:幅260㎜×奥行き170㎜×高さ(ケース高)170㎜
■ 付属品:木製高級台座(表面はカーボン調シート張り)、日本製高級アクリルケース
◾️オプションで背面ミラー仕様選択可(有料)


※ 納期は2026年3月中旬より順次発送予定(受注状況により製作に遅れが生じる場合がございます。)
※ 完全受注生産


¥70,000-(税別) ¥77,000-(税込)