16戦15勝。圧巻の勝利を挙げた
1.5ℓターボエンジン時代の集大成
その芸術的な機能美に見惚れる
Honda RA168E
「エンジンスケールモデルを通してF1™の歴史を手元に残す」
Honda F1™参戦60周年を迎えた2024年にスタートした‟Honda×日下エンジニアリング”のプロジェクト。3作目を飾るのは伝説のユニット「RA168E」です。1.5ℓV6ツインターボを搭載したこのエンジンは、Honda F1™第2期で最強の象徴。今回はこのエンジンをモデル化しました。1988年、マクラーレンMP4/4とロータス100Tに搭載され、マクラーレンチームが16戦15勝の圧倒的な強さでシリーズを制覇。ターボエンジン最終年に華麗に締めくくりました。
※【撮影協力:ホンダコレクションホール】
「RA168E」はターボエンジン最終年となった1988年にホンダが投入したパワーユニットです。翌年の3.5ℓ自然吸気(NA)時代を前に、ターボエンジンには大幅な規制が課されました。最大過給圧は4.0barから2.5barまで制限され、1000psを超えたパワーは685ps程度に低下。さらに、燃料タンク容量も220ℓから150ℓへ縮小され。当時はレース中の燃料給油とであったため、走る前からかなりの厳しいハンデを強いられました。
ホンダはこの難題に対して、培った独自の希薄燃焼技術とエンジンマネージントを成熟させることで対応。ドライバビリティや燃費瀬能を向上させることで、パワーの低下というビハインドを補うことに成功しました。
ホンダの技術の集大成というべきこのエンジンは、マクラーレンチームの2台、ロータスチームの2台に供給。マクラーレンチームとは初タッグでしたが、アイルトン・セナとアランプロストの2人の天才ドライバーが、16戦中15勝という驚異的な戦績を残し、コンストラクターズタイトル、ドライバーズタイトルも1,2位を独占という、まさにパーフェクトな戦績を残しました。
さらにRA168Eの開発で培われたモニタリングや統合制御等の技術は、その後の市販車開発にフィードバックされ、ホンダの自動車技術の進化にも大きく影響を与えています。
【シャーシー】
型番 McLaren Honda MP4/4
デザイナー スティーブ・ニコルズ
トランスミッション マクラーレン製6速
ホイールベース 2875mm
トレッド(前/後) 1824mm/1670mm
サスペンション(前/後) ダブルウイッシュボーン+プルロッド/ダブルウイッシュボーン+プッシュロッド
ダンパー ショーワ製
タイヤ(前) 11.75インチ(ホイールリム)13インチ
タイヤ(後) 16.3インチ(ホイールリム)13インチ
車体重量 540kg
【エンジン】
型式 HONDA RA168E
排気量 1494㏄
ボア×ストローク 79.0㎜×50.8㎜
圧縮比 9.4
型式 80度V型6気筒+ツインターボ
最高出力 685ps
最大過給圧 2.5bar
再考回転数 1万2,300rpm
燃料供給方式 PGM-FI2インジェクター
点火方式 CDI
重量 146㎏
Product
※製品画像は監修中であり多少変更する場合があります。
本モデルはホンダの全面協力のもと製作されました。もてぎのコレクションホールに収蔵される実機のR168Eエンジンを取材しホンダより3Dデータの協力や部品など三次元スキャニングでデータ化し、モデリング。主要部品は、従来の原型造形を用いた精巧なレジン成型で、周辺の補器類(ショートパーツ)は最新の高精度3Dプリンターを使用し、細部まで忠実にスケールダウンすることが可能となりました。
カラーリングについてもHRC (Honda Racing Corporation)と綿密に擦り合わせ、と確認作業を経て決定。とくに見応えのあるのが、両バンクから外側に張り出したうねりのあるエキゾーストマニフォールドと大径サイズのターボチャージャー。コンパクトなエンジン本体との対比で、補器類の存在がより際立って見えるのも特徴です。
緻密な造り込みとターボエンジンならではの高性能を想起させるフォルムを忠実にスケールダウン。一切の加飾を排除し、研ぎ澄まされた美しさが際立つスケールモデルは、まさに卓上で味わう究極のコレクションとなるはずです。
■ Hondaライセンス商品
■ 本体材質 レジン樹脂、アクリル、真鍮、
■ 台座&アクリルケース:幅210㎜×奥行き200㎜×高さ(ケース高)170㎜
■ 付属品:木製高級台座(表面はカーボン調シート張り)、日本製高級アクリルケース
◾️オプションで背面ミラー仕様選択可(有料)
※ 納期は2026年1月末より順次発送予定(受注状況により製作に遅れが生じる場合がございます。)
※ 完全受注生産
¥70,000-(税別) ¥77,000-(税込)